泣いて、凪いで、泣かないで。

「山内さんですか?」

「はい、そうです...。本来ならばここに息子を連れて許してもらえなくても血を吐いてでも謝るべきです。それなのに息子を見つけられず、私の監督不行き届けです!誠に...誠に申し訳ございません!」


おばさんは山内さんの肩にそっと手を乗せた。

山内さんがその温もりを感じ取り、顔を上げた。

視線が交わる。

おばさんは微笑んだ。