少し先を行っていた俺は立ち止まって振り返り、美凪を見つめた。 美凪の瞳には俺が映っている。 俺だけが映っている。 ただ、その瞳の奥に何かが見える。 熱い熱い、覚悟のようなもの。 この海の色とは対照的な、燃えるような赤色。 もしや、美凪......