泣いて、凪いで、泣かないで。

そして、そんな中、その日は訪れる。

4月15日。

3年生に進級して1週間後くらいのこと。

部活に行こうとロッカーから楽譜を出し、カバンに詰めていた時だった。

ゆっとが私の肩をトンと叩いた。

振り向くと、私の頬にゆっとの人差し指が突き刺さった。