泣いて、凪いで、泣かないで。

「そう言えば、結人はどうするの?国立?私立?学部は?」

「俺はまあ、入れるとこ入るから」

「何それ?!もう半年後卒業だよ!大丈夫なの?!」


結月は俺と違ってしっかり者だ。

最近は美凪から習っていた料理を振る舞っている。

心配になるのも無理はない。

だらしない兄だと自分でも思う。


「とりあえず文系科目で受験出来る大学探してるから」

「そう。まぁ、とりあえずでもいいから勉強はしておくといいわ。焦らないでゆっくり考えてね」

「あぁ。じゃあ、俺は勉強するから。ごちそうさま」


そう言うと、立ち上がり、食器を持って台所に向かう。