泣いて、凪いで、泣かないで。

美凪は話し出した。

美凪の話の大半は右耳から左耳に流れた。

美凪の顔を直視出来なかった。

分かっていた。

本当は分かっていたはずだった。

美凪が俺を......

俺を......


「だから、私、今から...今から、ゆっとに私の想い、ちゃんと伝えるね」