泣いて、凪いで、泣かないで。

「なぬっ!」


と煌人は動揺。

隣の夏綺はりんご飴のように頬を真っ赤にして、汐衣愛は呑気に「はーい!」と元気に手を挙げた。

けど、俺はただ地面を見ていた。

美凪のリクエストに答えられる気がしなかったから。

俺は波田野と戻っていく美凪をちらっと見てから汐衣愛の隣に並んだ。

罪悪感が津波のように急に押し寄せてきて俺は溺れかけていた。