泣いて、凪いで、泣かないで。

俺は髪をいじるのを止めた。

そろそろ出なくてはならない時間だ。


「あとでちゃんと話す。色々と整理がついたら」

「分かった。首をキリンにして待ってる。こーんな感じでな」


煌人が必死に首を伸ばす。

何のストレッチだよ。


「ははっ。そうか」


煌人渾身のギャグにも苦笑いだった。

俺は収集つかない気持ちを抱え、再び炎天下に繰り出したのだった。