泣いて、凪いで、泣かないで。

『あのさ』


うわ。

ハモった。


『そっちから』


また。

そして、沈黙。

お互いどうしたらいいか分からなくなって黙り込む。

だが、突然...


「ふふっ」

「ははは」


笑い出す。


「あははっ!」


美凪が笑ってる。

それを見たら俺の中にピンと張っていた糸がプツリと切れた。


「はははは!なんだよ、これ!漫才かよ!美凪のせいだぞ!」

「もお!人のせいにしないでよ!」