泣いて、凪いで、泣かないで。

「大丈夫か?」


俺は腕を離した。


「だ、大丈夫。ゆっともけがないよね?」


あるわけないだろ。

危なかったのはお前なんだから。


「ねえよ。あの自転車、美凪側だったし」

「そ、そそ、そうだよね」


美凪も動揺してる。

明らかに様子がおかしい。

ふぅ...。

なんか、隣でも同じことをしている気が...。

気になったが、俺は口を開いた。