泣いて、凪いで、泣かないで。

「お前ら、いい加減にしろ!」


やつらが俺を見つめ、ニヤッと笑った。


「お~、鳴海じゃん、久しぶり~!」

「元気そうで何よりだよ~。こいつとも別れられたみたいだしさ、良かったよな~」


ざけんな......。

ざけんな......!

爪が皮膚に入り込む。


「何が良かったんだよ......」


ダメだ。

押さえろ。

落ち着け。

手は出すな!

負けんな!

そう思うが、口から言葉が放たれる。


「何も良くねーよ!あのゲームのせいで美凪は傷付いたんだ!」


あのゲーム...。

俺が負けたことで始まった...。

戻ることも、変えることも出来ない過去だ。


「何、逆ギレ?キレられても困るなぁ。自分が負けたのがいけないんだし、傷付けたのも自分だろ?こいつのこと傷付けたくなかったら、大人しく付き合ってれば良かったんだよ!」


こいつら!


「お前っ!ざっけんなよ!」

「ゆっと止めて!」


美凪の声が聞こえたが、止められなかった。

俺はやつらに飛びかかった。

終わりだ...。

また後悔が募る...。

美凪が悲しむ...。

と、その時だった。