泣いて、凪いで、泣かないで。

「お待たせしました!こちらがブルーハワイでこちらがマンゴーです」

「うわぁ、美味しそう!」

「お姉ちゃん、ありがとう」

「どういたしまして」


仲良く手を繋いで買いに来た小学生くらいの兄妹を見送ると、次は調理場に入ってタコライス作り。

美凪は俺の隣に来て、野菜を切る作業をひたすら行う。

俺がおそらく1番楽なトッピング係りで、鉄板前でわちゃわちゃやっているのが、煌人、レジと接客があのチャラ男だ。

ちなみに父さんは外で呼び込みという名の立ち話をしている。

若者に任せて自分は全く働かない。

とんでもないオヤジである。

皆、こんなオヤジが雇い主ですまない。

ただ今日の分の給料はしっかり出すから許してくれ。

などと心の中で密かに謝罪しながらやっていると、鉄板男が騒ぎ出した。