泣いて、凪いで、泣かないで。

「ゆっと、私帰るね」

「ちょっと待て」

「えっ?」


ゆっとがなぜかゴソゴソと冷蔵庫を漁り出す。

一体どうしたのだろう。

料理は全部食べきったし、何も残っていないはず...。