泣いて、凪いで、泣かないで。

「私も頑張るから、皆も色々と頑張ってね」


私がそう言うと、「なぬっ!」と煌人くんは動揺し、

隣のなっちゃんはりんご飴のように頬を真っ赤にして、

しーちゃんは「はーい!」と元気に手を挙げた。

けど、ゆっとだけは表情1つ変えず、地面ばかりを見ていた。

プレッシャー与えよう大作戦、成功。

しーちゃんをもっと笑顔にしてあげてね。

よろしく、ゆっと。

密かなメッセージが届いたかは定かでないが、とりあえず4人は2人ずつに分かれて人混みの中に溶けていった。