泣いて、凪いで、泣かないで。

「お~い!結人~!美凪ちゃ~ん!早く早く!今、ラッシュ~!」


煌人くんが手を振りながら、海の家の方をちらちら見ている。


「煌人!これ持ってくれ~!重くて走れね~んだよ~!」


ゆっとの声が届いたのか、煌人くんがこちらに向かって俊足チーターのごとく走ってくる。

これで、終わり。

私とゆっとの世界は

終わりだ。