泣いて、凪いで、泣かないで。

「大丈夫か?」


ゆっとが腕を離し、私に問いかける。


「だ、大丈夫。ゆっともけがないよね?」

「ねえよ。あの自転車、美凪側だったし」

「そ、そそ、そうだよね」


ふぅ...。

一息ついて、口を開ける。