泣いて、凪いで、泣かないで。

私は母と分かれ、エレベーターに乗った。

行き先は6階の一般病棟。

小児病棟だったのが、一般になったという事実を改めて突きつけられると、時の流れの速さをまざまざと実感させられる。

同じエレベーターに乗り合わせた人の中には、痩せた腕に点滴の針を刺して必死に呼吸をしている子や痩せこけた年配の方々もいる。

こういう人達を見ると、私はいつも思う。

私はまだマシだって。

病気に苦しめられて、ずっと息苦しい檻の中に閉じ込められて生きているなんて、
私はそんなの耐えられない。

それに、あんな雷ごときで震えて泣いてゆっとにもお母さんにも迷惑をかけてしまったし、私はやっぱりまだまだ子供だ。

ここで生きている人達の何倍も

心が、弱いんだ。