泣いて、凪いで、泣かないで。

「ん...んん......」


私は記憶にある匂いに反応して目が覚めた。

僅かに開いた障子の隙間から太陽の光が差し込んでいる。


「もしかして、朝?」


私は布団から這い出ていつものように畳んで押し入れにしまい、台所に向かった。

すると、そこには...母がいた。