泣いて、凪いで、泣かないで。

―――ドンッ!


引き戸が思い切り開けられた。


「美凪っ!」

「ゆっと...」


ゆっとは私の元へ駆けつけてくれた。

彼の手元には小さな懐中電灯があり、ようやく光を見られた。

暖かなオレンジ色の光が、私の心に染みて次第に心が落ち着いて行くのが分かった。


「美凪、大丈夫か?」

「うん、大丈夫」