泣いて、凪いで、泣かないで。

そして、そんな日々が2週間くらい続いたある日のこと。


「美凪ちゃん、じゃあまた明日」

「うん、またね」


その日は練習帰りに爽くんが立ち寄り、いつものオレンジジュースを飲んで行った。

それを見送ると午後6時30分。

終業まで後30分を切ったところで、おじさんが言った。


「んじゃあ、今日はこれでクローズ。これから雨ひどくなるみたいだから、結人と結月を迎えに行くな」

「そうですか。分かりました」

「今日もお疲れ。早く家戻って家で大人しくしていなね」

「はい」