それは私の気遣いの気持ちでもなく、彼の勉強へのやる気のなさでもないはず。
彼の答えはどう計算しても結果的にマイナスにしかならないもの。
どうして彼がそう考えるのか、私が彼の立場なら絶対に教えてもらうのに、、。
だから、彼の事が気になったの。
この未知な生物がーー。
その銀髪不良さんの答えは「女が嫌いなんだ。」ということだそう。
だから私に教えられるのも嫌と言う訳。
だけど、それは結局自分を甘やかしすぎているにしかすぎない。
『どうしてかは、聞かないけど勉強は大事だよ?それだけの理由でっていうのはダメだと思う。あと自分を甘やかしすぎてない?』
私は最後の一言をより力がこもった声で低く鋭く言った。
女嫌いの人にとって"それだけ"っていうのはダメかもしれないけど、いつかは女の人とも関わる、 、、

