『は、離して.....。』 私は力ずくでこの銀髪不良さんの手から逃げ出した。 それでやっと起きたのか彼は私に話しかけてきた。 「お前、なんなんだよ......?」と。 寝ている時でも分かったけど、やっぱり顔立ちがキレイ...。 いや、それより、さっきのこと覚えてないの...?! 私は今も心臓が少し音を立てていると言うのに...。 『さっきの事、覚えてないの?』と少しキレ気味に言ってやった。 それなのに・・・・・・ 「・・・は?何が...?」と全く覚えてない様子。