全く起きないのでもう少し力を強くして叩いてみた。 『ねぇねぇ.....!』 ゆっくりと目を開ける銀髪不良さん。 やっと起きたと思ったら急に私の手を引っぱって抱きしめて来た。 『ちょっ...』 驚きすぎてほとんど声が出ない。 恋愛経験のない私。 だって裏の世界の人間と知られていて友達1人すらいなかった私に、彼氏というものができるはずもない。