「その生徒を2週間ほど、勉強を教えてやって欲しいんじゃ。」
そういう事か...。
『入学そうそうですか…!!?』
「すまんなぁ。」と申し訳なさそうに先生は言う。
はぁ、もう運が悪いな。
『…いつからですか?』
芹と一緒に帰りたい。その欲望で私は先生に聞いた。
「ん~出来れば早めにして欲しいんだが、それも少し無理そうでな...。」
メガネをかけたおじいちゃん先生。
どういう事...?焦らさずに早く言って欲しい。
『どういう事ですか...?私の事は気にしないでください。』
キレることにもいかないので優しく言う。

