「あ、香純ー!桜ちゃーん!」 「桜河、お前また寝坊したな!?」 元気な声に振り返ると、そこには葵斗と咲花がいて… 柊吾と桃奈さんの姿がないことを確認して、一人ほっとする。 「本当に、桜ちゃんは朝弱いね。」 「残念。今日は桜河じゃなくて、私なの。」 「…え、香純が?珍しいね。」 大丈夫。いつも通り笑えてる。 私は、そんなに弱くない。 「香純、今日は朝練じゃねぇの? 柊吾もあの女もいなかったけど。」 葵斗のその言葉に心臓がドキリとして、その脈で頭が痛む。