君のとなりで恋をします。─下─











でも…もう……








「…私は…

…もう、柊吾の事を信じられないと思う。」








一度の嘘で、今まで築き上げてきた信頼関係が崩れてしまう。



仮にここで別れなかったとしても、きっと私はこれから何かある度に柊吾を疑い続ける。


そんな関係を続けても、きっと深く傷つけ合ってしまうだけだ。

そんなの、幸せだなんて言えない。



これ以上傷が深くなる前に…

綺麗な初恋の思い出で終われるうちに……












「────…ここで終わりにしよう。」










私はそれだけ言い残して、踵を返して歩き出す。












「香純ッ!!!!」








その時視界の端に映ったのは、シュウメイギクの花と涙を流す彼の姿。