足早に部屋を出ていく彼を見送った。
シンと静まり返った部屋に1人残された私は、勢いよくベッドにダイブする。
「…」
柊吾の匂い、まだシーツに残ってる……
…わー!わー!わー!
あんなにたくさんキスしたの、初めて!
柊吾ってば、すっごく色っぽかったし…
私を呼ぶ声とか、なんだか切なげで…
名前を呼ばれる度に、なんかこう…
背中がゾクゾクっとする感じ…
あんなの初めて…
あの電話がなかったら、今頃どうなっていたんだろう…?
あー、もう!まっつんのバカ!
まっつんは私達のキューピットだから、特別に許してあげるけど!
「はぁ…柊吾…。」
ポツリと呟いた彼の名前が、誰もいない空間にやけに響いた。



