君のとなりで恋をします。─下─








足早に部屋を出ていく彼を見送った。

シンと静まり返った部屋に1人残された私は、勢いよくベッドにダイブする。






「…」







柊吾の匂い、まだシーツに残ってる……




…わー!わー!わー!


あんなにたくさんキスしたの、初めて!

柊吾ってば、すっごく色っぽかったし…




私を呼ぶ声とか、なんだか切なげで…


名前を呼ばれる度に、なんかこう…

背中がゾクゾクっとする感じ…


あんなの初めて…





あの電話がなかったら、今頃どうなっていたんだろう…?



あー、もう!まっつんのバカ!

まっつんは私達のキューピットだから、特別に許してあげるけど!








「はぁ…柊吾…。」






ポツリと呟いた彼の名前が、誰もいない空間にやけに響いた。