「どうしたの…?何かあった?」
「え?……あぁ……」
私がそう尋ねると、彼は何かを考え込むように数秒黙り込む。
「…松井が…
うちの旅館に来てるから、会おうって…」
「え?まっつんが?
何してんの?明日学校なのに。」
じゃあ…もし宿泊するなら、明日はまっつんも一緒に登校かな?
それともただ遊びに来ただけ?
「…だから、ちょっと旅館に行ってくる。
来れそうだったら…また戻って来ていい?」
遠慮がちにそう尋ねる彼に、私は首を大きく縦に振った。
「うん。
でも…明日から学校なんだし、あんまり無理はしないで?」
「うん…わかってる。
…とりあえず、おやすみ。」
「うん。おやすみ。」



