「柊吾…電話……?」 おそらく柊吾のスマホ。 テーブルの上でバイブする黒い板が視界に入る。 私がそちらを指さすと、彼は小さく首を横に振った。 「…出なくていいの?」 「うん。 …今は、香純だけに集中したい。」 少しだけ頬を染めながらそんなことを言う柊吾が可愛くて… 頬、首筋、鎖骨へと順番にキスを落としていく彼に応えるように、私もしがみつく。 それでも、一向に鳴り止まない着信音。 一度止まったと思えば、再び鳴りだして… このままでは、この音が嫌いになってしまいそうな程のしつこさ。