君のとなりで恋をします。─下─









私がそう言うと、柊吾は嬉しそうに笑う。









「ありがとう。…開けていい?」



「うん!」








私は、柊吾が袋からそれを取り出す様子を、じっと見つめた。


…気に入ってくれるかな?










「…リストバンド?」








そう。

袋から出てきたのは黒いリストバンド。

柊吾が好きなスポーツメーカーのものだ。








「うん。

これなら、部活の時も着けられるかなーって思って…」








私のその言葉に、柊吾は今日一の笑顔を見せる。








「ありがとう、香純。

絶対毎日着ける!」







さっそくそれを手首にはめて笑う柊吾に、私の胸はキュンと高鳴った。