君のとなりで恋をします。─下─









「…フッ……何だこれ(笑)」





「…あははっ!

もう、ムードなさすぎ(笑)」








〝愛してる〟だなんて、とびきり甘い言葉をお互い囁き合った直後だというのに…

まぁ、こんな感じも私たちらしくていいのかな…なんて思ってしまう。









「…帰りながらゆっくり話すか。」








彼はそう言うと、私に背を向けてしゃがむ。










「ん…?どうしたの?」





「さっき派手にズッコケただろ。

…膝擦りむいてる。」








彼に言われて自分の膝を見ると、たしかにほんの少しだけ血が滲んでいた。


自分でも気づかなかったほど小さな傷。

痛みなんてもちろんない。




だけどその桜河の優しさがすごく嬉しくて…
私は彼の背中に身を預けた。