君のとなりで恋をします。─下─








……が、しかし…

負けじと私の肩を押し返そうとするこの男。



〝引き剥がそうとする桜河 VS 意地でもしがみつこうとする私〟という謎のバトルが突如勃発した。



…あれ!?

普通ここって、ラブい雰囲気になる場面なんじゃないの!?










「…ちょ……なんで押し返すの!?」





「…顔見たい。」





「はぁ!?

やだやだ!!断固拒否!」





「見せろ。」










ちょっ…

こいつ、女の子相手に手加減なしですか!?


めちゃくちゃ強い力で押し返してくるんですが!?




私もこうなったら意地で…

彼のブレザーをギュッと握りしめて何とか食らいつく。










「おい、離せ。

ブレザーが裂ける。」





「…桜河の方こそ、諦めてよ。」









このくだらない意地の張り合いは、いつまでも平行線なのだと思っていたけど…

突然桜河の手は、私の肩から離れた。





ふぅ…ようやく桜河も諦めたか…。

私の勝ち。




そう安心したのも束の間……