君のとなりで恋をします。─下─









「……信じられねぇ…。

夢じゃねぇよな…?」







まるで私の存在を確かめるように、ギュッと腕に力を込める桜河。


そんな彼がなんだかすごく愛おしくて…

私もそっと、その広い背中に腕を回した。









「うん…。夢じゃないよ。」







夢であってたまるか。

やっと今こうして、桜河と向き合うことが出来たのに…。










「ねぇ、桜河…。」





「ん?」





「そのまま…聞いてくれる?」





「あぁ。」









私ね…ずっと考えてたんだ。


私の中には確かに、桜河への大きな想いがあるはずのに…

この気持ちが何なのか、よくわからなくて…



〝好き〟とか〝付き合いたい〟とか…

そんな言葉ではなぜかしっくりこなかった。







でも…ようやく、わかった気がする…。