君のとなりで恋をします。─下─











「────…たしかに柊吾は初恋の人で…

きっとこれからも、ずっと忘れられない人なんだと思う…」








私はそこまで言うと、俯く彼の頬にそっと手を伸ばした。

そして…驚いたように顔を上げる彼としっかり目線を合わせると、再度言葉を紡いだ。











「……だけど…

…私はもう、桜河のとなりにいる未来以外想像できないんだよ。」








卒業後の進路を考える時、私の思い描く未来には当たり前のように桜河がいた。

となりに桜河がいない未来なんて、想像したくもなかった。











「…だから、もしよかったら私と───…」









〝もう一度付き合ってください。〟

そう言おうとした時、私は彼に強く腕を引かれて…





気づいた時にはもう、彼の逞しい腕に包み込まれていた。



体温や心音、鼻をくすぐる彼の香り…

すべてが心地よい。