「桜河のそばにいて…ずっと思ってたの。
〝私に出来ることって何かな。〟って…
私、自分がスポーツに必死で打ち込んだことは無いけど…
一生懸命スポーツを頑張ってる人の支えになりたいなって、思ったんだよね…。」
何らかの形で、水泳を頑張る桜河の役に立てるようになりたかった。
桜河をそばで支えられるような…
これからきっとどんどん飛躍していく桜河のとなりに、堂々と立っていられるような女の子になりたかった。
「…つまり、何が言いたいかと言いますと…」
真剣に私の話を聞いてくれる彼。
その瞳があまりにも真っ直ぐで、私は思わず一度目をそらす。
そして大きく深呼吸をすると、もう一度ゆっくりと彼の方に向き直った。



