君のとなりで恋をします。─下─








「…息切れやば…。走ってた?」








酸素を求めてゼーハー息を吸う私に、桜河は若干引き気味。

…おいこら、そんな顔をするんじゃない。









「アンタを探してたんだっつーの!」




「は…、俺…?」






「そう!

家に行ってもいなかったから、めちゃくちゃ探し回ったんだからね!」






「探さなくたって、別に会おうと思えばいつでも会えるだろ。

…家となりなんだし。」








「バカなの?」とでも言いたげな桜河の表情に、チョップを食らわせてやりたくなる気持ちをグッと堪える。



こんな風に桜河と言い合うのも良いけど…

今日はこんな事のために、桜河を探し回っていた訳では無い。





自分の気持ちを正直に伝えるって…

そう決めたんだから。