「…息切れやば…。走ってた?」
酸素を求めてゼーハー息を吸う私に、桜河は若干引き気味。
…おいこら、そんな顔をするんじゃない。
「アンタを探してたんだっつーの!」
「は…、俺…?」
「そう!
家に行ってもいなかったから、めちゃくちゃ探し回ったんだからね!」
「探さなくたって、別に会おうと思えばいつでも会えるだろ。
…家となりなんだし。」
「バカなの?」とでも言いたげな桜河の表情に、チョップを食らわせてやりたくなる気持ちをグッと堪える。
こんな風に桜河と言い合うのも良いけど…
今日はこんな事のために、桜河を探し回っていた訳では無い。
自分の気持ちを正直に伝えるって…
そう決めたんだから。



