君のとなりで恋をします。─下─








あー!もうっ!!

どこほっつき歩いてんの!?


いつもなら、寄り道したとしてもコンビニくらいなのに!!






町中を走り回って、もうクタクタ。

脳に酸素も回らなくて、理不尽に桜河に腹を立てる。






あー…もう無理…

なんで私、こんなにヘトヘトになるまで走ってるんだっけ…?


普通に考えて、桜河の家の前で待っていた方が確実なのに…。





…うん、そうだよ。そうしよう。

もしかしたら入れ違いになっちゃって、桜河ももう家に帰ってるかもしれないし…


いくら小さな町だからって、そう簡単に会えるわけなんてないよね。





諦めて家に帰ろうと踵を返したその時──…