あー!もうっ!!
どこほっつき歩いてんの!?
いつもなら、寄り道したとしてもコンビニくらいなのに!!
町中を走り回って、もうクタクタ。
脳に酸素も回らなくて、理不尽に桜河に腹を立てる。
あー…もう無理…
なんで私、こんなにヘトヘトになるまで走ってるんだっけ…?
普通に考えて、桜河の家の前で待っていた方が確実なのに…。
…うん、そうだよ。そうしよう。
もしかしたら入れ違いになっちゃって、桜河ももう家に帰ってるかもしれないし…
いくら小さな町だからって、そう簡単に会えるわけなんてないよね。
諦めて家に帰ろうと踵を返したその時──…



