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香純side
息が切れる…。足が重い…。
それでも、ひたすら走り続ける。
柊吾と別れ、私は急いで町へと帰る。
バスを降りてダッシュで向かうのは、もちろん桜河の家。
だけどヨシ子ばあちゃんいわく、〝桜河はまだ帰ってきていない〟とのこと。
おかしい…。
桜河がすでにこの町に帰ってきているという情報は、咲花から回ってきている。
〝同じバスで帰ってきた〟と言っていたから、この町にいることは確かなはず。
どこに行ったんだろう…?
コンビニ…?スーパー…?公園…?
思い当たるところをすべて回ってみるけど…
どこに行っても、やっぱり桜河の姿は見当たらなくて…



