君のとなりで恋をします。─下─









*☼*―――――*☼*―――――



香純side







息が切れる…。足が重い…。

それでも、ひたすら走り続ける。




柊吾と別れ、私は急いで町へと帰る。

バスを降りてダッシュで向かうのは、もちろん桜河の家。



だけどヨシ子ばあちゃんいわく、〝桜河はまだ帰ってきていない〟とのこと。






おかしい…。

桜河がすでにこの町に帰ってきているという情報は、咲花から回ってきている。


〝同じバスで帰ってきた〟と言っていたから、この町にいることは確かなはず。






どこに行ったんだろう…?

コンビニ…?スーパー…?公園…?



思い当たるところをすべて回ってみるけど…

どこに行っても、やっぱり桜河の姿は見当たらなくて…