君のとなりで恋をします。─下─








告白してくれた夜…初めてのデート…

勉強終わり、街灯の下で初めてしたキス。





そんな楽しい記憶と同じくらい、苦しい記憶もあったはずなのに…



不思議だね…。

今思い浮かぶのは、どれも二人で笑い合った思い出ばかりだ。





誰かを好きになる楽しさも、嫉妬や苦しさも…

柊吾を好きになって知った。




君が…私に恋を教えてくれた。








ありがとう、柊吾…。

私…初めて好きになった人が、柊吾でよかった。



柊吾を好きになって、本当によかった…。







私は流れる涙を拭いながら、ひたすら走った。

向かい風で、頬を濡らしていた涙が乾く。







長年の思いに決着をつけた。


…もう二度と、悲しませたくない人がいたから…。

誰よりも大切にしたい人ができたから…。






待ってて、桜河…。

今度は私が、想いを伝えるから…。