君のとなりで恋をします。─下─











「うん…。

俺も、なんとなく分かってた。」






「…っ…ごめ、ん……」





「香純が謝ることじゃないよ。

…完全に自業自得だから。」









「ハッキリ振ってくれてありがとう。」と優しく私の頭を撫でる彼に、私は首を横に振ることしかできなくて…





〝柊吾が好き〟という気持ちに、決着をつけるのが怖かった。

初恋を終わらせたくなかった。



だって私は…子どもの頃からずっとずっと柊吾だけが好きだったから…

この気持ちに区切りをつけてしまえば、彼とのすべてが無くなってしまう気がした。










「いっぱい傷つけてごめんね。

…隣に居られて幸せだった。ありがとう。」









最後には彼らしい笑顔で、そう告げる。

私もそんな彼に、必死で涙を拭って言葉を絞り出した。











「…私も…幸せだったよ…。」








気遣い上手で、誰にでも優しいこの人が大好きだった。


優しく触れる手とか…抱きしめられた時の温もりとか…

きっと、ずっと忘れない。