君のとなりで恋をします。─下─










「……俺…

…別れてから今でもずっと、香純だけが好きだよ。」









少しだけ掠れた彼の声が響く。




だめ…泣かない。


私は涙をこらえて、顔を上げる。

そして、真っ直ぐ彼に向き合った。









「…もう二度と傷つけないから…

もう1回、俺と付き合って欲しい。」









真っ直ぐに私を見つめる彼の瞳は、揺らがない。


すごく真剣な眼差しで…

今まで見てきたどんな彼より、一番カッコイイと思った。





…逃げないって決めた。

いつだって真っ直ぐ向き合ってくれる柊吾には、私も誠実でありたいって…


私は1度小さく深呼吸をし、そして震える声でようやく言葉をつむぎ出した。