君のとなりで恋をします。─下─









「まさか…私なんかが人気者の柊吾と付き合えるなんて、思ってもみなかったけどね。」






「…俺も思わなかったよ。

長年の初恋が叶うなんて…夢にも思わなかった。」










そんなことを言って、お互いに笑い合う。

2人の静かな笑い声だけが、体育館に響いていた。




そしてしばらく二人の間には沈黙が流れる。

どのタイミングでどのように本題に入ろうか悩んでいると、今度は柊吾が口を開いた。











「香純…。」




「うん…?」




「……もう1回だけ、告白させて欲しい。」









「最後にするから。」と眉を下げて笑う彼は、何か覚悟を決めたようで…

私は、瞳に滲んだ涙を隠すように俯いた。