12月中旬。

一か月後にセンター試験を控えたある日…




朝から家で勉強していると、咲花から1本の電話がかかってきた。

その電話の内容は、〝一緒に勉強をしよう〟とのこと。





私たちは、葵斗以外みんな大学進学を希望。


受験シーズン真っ只中で、咲花と会う時は大体一緒に勉強している。

もちろん、たまには二人で息抜きをすることもあるけれど…







数学でちょうど分からないところがあったんだよね…

咲花は私より断然賢いし、わからないところは丁寧に教えてくれる。



もちろん私は、二つ返事でその誘いを承諾した。





そして今、私の部屋に咲花を招いて二人で勉強を頑張っている真っ最中である。