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途中コンビニで見舞いの品を適当に買い、柊吾の家へと向かう。
そもそも、香純と柊吾が今どこにいるのかなんて全くわからなくて…
もしかしたら、怪我が酷くて病院にいるのかもしれない。
だけどなぜか、一歩一歩踏み進める足取りに迷いはなかった。
あー、やばい。
泳ぎすぎたせいで足が重すぎる。
コンビニから柊吾の家まで、無駄に遠すぎんだよ。
そんなどうでもいい文句を垂れながら歩みを進めると、ようやくあのデカい屋敷が見えてくる。
やっと着いた…
もし誰もいなかったら、コンビニの菓子だけ置いて帰ろう。
相変わらず通ることすら緊張してしまうような立派な門を潜ろうとした時……
俺は思わず足を止めた。



