「私なんかのために……
怪我、しないでよ…っ……」
「え……?」
「もし今後同じような事が起きたとしても…
……その時は…庇ったりしないでっ……」
守ってくれた柊吾に、お礼すら言わないで…こんなことを言ってしまう自分、最悪だ。
自分でも呆れてしまう。
でも、嫌なの……
自分のせいで大切な誰かが傷つくなんて…
すごく怖かった。
一瞬でも、柊吾を失う想像をしてしまった。
またあんな思いをするくらいなら…
それならいっそ、自分が傷ついた方がマシだ。
泣きながらそう言う私に、柊吾は悲しそうに顔を歪めて…



