「…うぅ〜……っ、……」
泣きじゃくる私の右手を、柊吾はギュッと握る。
「ごめん、香純。
怖い思いさせて…本当にごめん。」
何度も何度も謝る彼に、私は首を横に振ることしかできない。
柊吾のせいじゃない。
だって、私が悪いんだもん。
私を庇ったせいで柊吾がケガをした…
私が何も考えずに体育館に行ったから、こんなことになった。
大切な大会を控えたバスケ部が、今回のことでもし活動停止にでもなったりしたら…
もし、今後柊吾の身体に異常でも現れたら…
考えれば考えるほど、最悪の未来が頭をよぎる。
そのすべてが、私のせいに思えてくる。



