帰りの車内で、おばさんには今日あったことを包み隠さず話した。
桃奈さんが備品のモップで私を襲おうとしたこと、それを庇った柊吾が怪我を負ったこと…
おばさんはその話を聞いて、かなりのショックを受けた様子だった。
桃奈さんに対しての怒りも相当なものだったが、〝大事にはしたくない〟という柊吾の思いを尊重し、学校側には黙っていてくれるそう。
〝柊吾くんの意見を尊重するよ〟というおばさんの言葉に、柊吾は心底安心したような表情を浮かべていた。
しかしやはり…桃奈さんを預かっている立場としては、このまま何もしないわけにはいかないようだ。
桃奈さんをこのままあの旅館に置いておくかどうかについても、考え直す必要があるようで…
彼女を刺激しないためにも、私と柊吾はしばらく彼女と接触しない方がいいだろうというのがおばさんの判断。
おばさんが代わりに桃奈さんとの話し合いを進めてくれることになったのだ。



