君のとなりで恋をします。─下─








そう気がついたら何だか柊吾の顔が見れなくなって、地面に視線を落としたその時……











「────…成宮ー!!あったよー!」









入口の方から、まっつんがこちらに駆け寄ってくる。








「え!?…本当!?」








私も、すぐさま彼の方へと駆け寄る。


「はい、これだろ?」と差し出された彼の手には、たしかにあのストラップが乗せられていて…








「入口の隅の方に落ちてた!」





「あ、見つかったん?」





「成宮先輩、よかったっすね!」










まっつんの声に、みんなは捜索をやめて各々の休憩へと戻る。









「ほんとによかった…

みんな、ありがとね!」







みんなにお礼を言うと、温かい反応が返ってきて…






この時私は、大切なストラップが無事手元に返ってきたことが…

みんなが一緒に探してくれたことがあまりにも嬉しくて…












──────…気づけなかったんだ……








……背後から近づく影に…。