「ねぇ、香純……。
私、どうしたらいいのかな?」
力ない声が、無人の公園に小さく響く。
ブランコの軋む音にもかき消されそうなほど、儚い声だった。
「返事をうやむやにしたまま、このまま葵ちゃんと気まずくなるのはイヤなの。
…でも……自分の気持ちもよく分からないのに、どう返事すればいいんだろう。」
咲花が今どんな思いを持っているのかなんて、凡人の私にはわからないし…
もしわかったとしても、恋愛経験値の低い私には偉そうなことは言えない。
こんな時に、的確なアドバイスや慰めの言葉が思いつかない自分が情けない。
でも……



