「わかった、ありがとう!
それじゃあ、部活頑張ってね!」
「おーう!じゃあな、成宮!」
「香純…また明日。」
私は別れの言葉を告げて、前へと駆け出す。
柊吾とまっつんの横を通り抜け、
…そして、不意に後ろにいた桃奈さんと目が合った。
─────…ゾクッ…!!!
な、に…あの目……
こちらを見つめる彼女の瞳は、真っ直ぐに私を捕らえて…
何も感じとれない、真っ黒な瞳。
その瞳には光なんてものは全く宿っていなくて、ただただ不気味だった。
そんな彼女の瞳に耐えきれず、私は思わず目線を下に背けて足を早めた。



