君のとなりで恋をします。─下─










「わぁ!桜ちゃん、はやいっ!!」








まずは桜河がそこそこ得意だというバタフライ。


全員ほとんど僅差ではあるけれど、最初の100mを終えた時点で、桜河は2位。




その次の背泳ぎでは、3位以降の選手たちを引き離したものの、前を泳ぐ選手を追い抜かすことは出来なくて…





そして、3種目目の平泳ぎ…










「…え、ちょい待ち。

桜河ってどれだっけ??」






「何言ってんの、葵ちゃん!

3レーンだよ。」







「3って……

なんかドンドン差つけられてねぇか!?」










現在桜河が2位であることには変わりはない。


だけど、先程までは僅かだった差が、今は身体ひとつ分以上開いてしまっていて…