「わぁ!桜ちゃん、はやいっ!!」
まずは桜河がそこそこ得意だというバタフライ。
全員ほとんど僅差ではあるけれど、最初の100mを終えた時点で、桜河は2位。
その次の背泳ぎでは、3位以降の選手たちを引き離したものの、前を泳ぐ選手を追い抜かすことは出来なくて…
そして、3種目目の平泳ぎ…
「…え、ちょい待ち。
桜河ってどれだっけ??」
「何言ってんの、葵ちゃん!
3レーンだよ。」
「3って……
なんかドンドン差つけられてねぇか!?」
現在桜河が2位であることには変わりはない。
だけど、先程までは僅かだった差が、今は身体ひとつ分以上開いてしまっていて…



